シンガポールはアウトドアアクティビティが多いですが、ちょっと中休みとして、博物館に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?
たくさんの発見があって、シンガポールについても、日本との関わりについても、より詳しく知ることができます。
🏛️シンガポール国立博物館とは
シンガポール最古の博物館である「シンガポール国立博物館」は、都市の歴史・文化・政治・暮らしを多角的に学べるスポット。展示物はただの静的なオブジェではなく、音が出たり、部屋の証明やライトで雰囲気を演出していたりと、没入できる工夫が施されていました。
ヤシの木が立ち並ぶ村の再現や、交易の様子を伝える展示からは、当時の人々の生活がリアルに浮かび上がり、思わず引き込まれます。

⚔️ 戦争と記憶に向き合う
博物館内には、日本軍によるシンガポール侵攻の歴史も描かれていました。
一人の日本人として、その記録に対峙したとき、「忘れてはならないこと」への責任を強く感じました。
日本がシンガポールに対して行ったことが客観的に説明されていて、日本の学校ではこういうことを習わなかったなぁ、と思いましたし、子どもたちには、こういう歴史も知っていてほしいので教えていきたいと思います。

戦争に関する展示写真:占領の場面を描写した資料
🇸🇬 建国の父、リー・クアンユーの軌跡
国の方向性を定めたリーダー、リー・クアンユー氏に関する展示も必見。
彼のスピーチ映像や当時の様子は、シンガポールがどれだけの困難を乗り越えてきたのかを物語ります。
「私たち自身が見本となる」——この言葉が今のシンガポールを形づくった核心であると感じます。

リー・クアンユーの絵からスピーチが流れます
国旗に込められた理想
シンガポール国旗の展示では、国のアイデンティティが色濃く表現されていました。
赤は平等と親愛、白は純潔と美徳。
三日月は勢いのある若い国家、五つの星は、民主、平和、進歩、正義、平等の理念を表していますが、
シンガポールは多国籍文化なので、イスラム教徒が多いので三日月を、中華系人種も多いので中国の五星紅旗をモデルにしたとも言われています。

🍽️ 博物館の隠れ家、Reunionカフェでひと休み
ちょっと重ための博物館展示とは雰囲気はガラッと変わって、博物館付属のカフェの紹介をしておきます。
博物館見学の合間に立ち寄ったのが、内部にある「Reunion」。
アットホームで静かな雰囲気の中、スペシャルメニューをいただきました。
特に美味しかったのがチャーハン。スパイスが効いた味付けに、色鮮やかな野菜と副菜が添えられていて、満足度の高いプレートでした。

店内の様子

Chicken Bak Kwa Fried Rice $16.8 うーん、高い!!

Menu
✨ まとめ|“今”と“昔”が交差する場所
シンガポール国立博物館は、歴史の重みと静けさ、そして未来への希望が同居する特別な空間です。
展示の迫力と温かさに触れ、心が豊かになるひととき。そしてReunionでのランチが、その余韻を優しく包み込んでくれました。
🗂 シンガポール国立博物館|基本情報まとめ
- 🏛 施設名:シンガポール国立博物館(National Museum of Singapore)
- 📍 住所:93 Stamford Road, Singapore 178897
- 🚇 アクセス:
- MRT「Bras Basah駅」から徒歩約3分
- MRT「Bencoolen駅」から徒歩約4分
- MRT「Dhoby Ghaut駅」から徒歩約6分
- 🕒 営業時間:毎日 10:00〜19:00(最終入場 18:30)
- 💰 入館料(常設展):
- 大人(外国人):SGD 15
- 学生・シニア(60歳以上):SGD 10(要証明)
- 6歳以下:無料
- シンガポール市民・永住者:常設展は無料
- 🌐 公式サイト:National Museum of Singapore
- 🗣️ 日本語ガイドツアー:
- 月〜金曜 10:30〜/第1土曜 10:30〜(先着順・予約不要)

