Dyson Cyclone V10が壊れたので修理した話

小ネタ集
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Dragonです。

みんな大好きDysonの掃除機のスイッチが効かなくなりまして、保証も切れていて修理代が22,000円もかかるということで、DIYで直した話です。1,500円で直せましたー。

Dyson Cyclone V10 Fluffy

我が家のダイソン君はV10で、2020年の8月に43,000円で購入しました。
実はこの前に、2万円くらいのダイソンみたいな掃除機を買っていたのですが、半年で壊れたので、高いなーと思いつつ、ダイソンにしました。

このダイソン君、これまでにバッテリー異常で本体交換、ヘッド故障でヘッド交換と、高いわりに軟な作りのようで、色々不具合ありました。

そして2023年11月、とうとうスイッチを押しても、うんともすんとも言わなくなりました。

スイッチ押してもダメの図

これまで、スイッチ押して掃除中に、たまに停止することがあり、「押す力が弱かったかな?」くらいに思ってましたが、ついに、いくら押しても動かなくなってしまう事態に。。

NAOから、「明後日までに何とかするように」という要求もあり、調べてみることに。

バッテリーパック

バッテリーパックを外してみると、黒い押しボタンがありました。写真のドライバーの先端あたりのやつです。

これを押してみると、バッテリーマークが3つ光ります。どうやらバッテリーは正常のようです。

バッテリーを外した後のスイッチ部構造チェック

バッテリー外したまま、スイッチ部を除いてみると、赤い突起が見えます。スイッチを押すと、この突起部がバッテリーの黒ボタンを押して通電し、モーターが回る仕組みのようです。ってことは、赤い突起部で黒ボタンを押せてない可能性が考えられます。

保証がいつまでだったか忘れたので、ダメ元でサポートセンターに電話します。有料回線で10分ほど待ちました。

結果、保証期間は切れてるので有料の対応で22,000円かかるとのこと。じゃあ買い替えた方が良いっすね、と話すと、最新版の9万円のマシンを提案されました。

そんな高級掃除機はいらないので、どうせ保証切れてるから自分でやってみよう、となりました。

なぜバッテリーのボタンが押せなのかは分からないけど、赤スイッチの中の樹脂が折れてたりするのかも、と思い立ち、スイッチとボタンの間を埋めてあげたらとりあえず動くんじゃないか、ということで、伝家の宝刀、”MONO”を使います。

けしごむ

消しゴムをスイッチ部に入れて隙間を埋める図

処置時間5分。バッテリー入れてスイッチオン。
「ぶいーん」
ほーらね!思った通りです。

 

ところが、やっぱり数回に1度は起動しないし、きっと長くはもたないだろう、ということで、本格的に修理方法を調べます。

すると、同じ現象が多く発生していることが判明。そして、修理キットも売っていることが分かりました。

補強版スイッチとドライバーセット

普通のドライバーとかニッパーはあるのでいらなかったのですが、写真右の細長いトルクスドライバーが必要でした。このセットで1,500円です。他にも同じようなセットでいろいろありました。
早速やってみます。
参考にした動画はこちらです。→ リンク

動画見たところ、スイッチ交換したいだけなんですが、すべてのネジ、部品を外さなければスイッチにはたどり着かないようです。。

でも、なんかやれそうな気がする!!ってことでトライしました。

ところが、さっそく壁にぶちあたります。
通常はネジと白蓋を外すと、次のような基板が出てきます。

V10の基板(通常)

ところが、我が家のV10は一味違います。

V10の基板(Dragon家)

なんということでしょう。基板がすべてホットボンドで固められています。これではコネクタやネジが外れません。基板にゴミが入って不具合出たとかで対策されてるんだろうなー、と思いましたが、同時に、スイッチ不具合出たら、修理担当者はどうやって外すんだろう?と疑問も湧いてきました。

溶かすしかないのか、と思い半田ごてを用意しましたが、カッターで部分的にカットした方がきれいに取れることがわかり、カッターで対処することにしました。

そのあとも、配線を樹脂の間から通す工程とか、スイッチ部を取り出す工程とか、結構苦労しました。
普段工場を回る仕事なので、この構造は組み立てとか、修理のケースを考慮できてないなー、なんて知った風なことを思っちゃいました。

そんなことを考えていると、いよいよ本丸のスイッチ部が出てきました。

スイッチ部

やっぱり折れてました。

新旧スイッチ比較

手前が古いスイッチ、奥が新しいスイッチ。
折れている部分が太くなっています。補強されてるってことでしょうね。

スイッチを交換して、ばらしたのと反対の順番で組み立てていきます。

そして、バッテリーも付けてスイッチオン!!しっかり押せてる感じがします。
「ぶいーん」

成功です。修理で2万払うか、新品で5万くらいのを買うか悩んでいたので、
1,500円で修理できたので、めちゃめちゃ得した気分になりました。

ダイソン君の電源が入らなくなったら、スイッチを疑ってみてはいかがでしょう?
あ、ネジ外したりすると保証対象外になっちゃうので、くれぐれも保証期間が過ぎた方のみお試しください。

 

余談ですが、片づけ終わって、机を掃除していると・・・

忘れられたネジ

おや?

忘れられたネジ穴

ここだー。

偉そうにモノづくりを語っていたことが恥ずかしいですね。
まぁ、私らしいミスですが。 中のネジじゃなくて良かった。

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