自然動物園で死の怖さを知る(4歳5ヶ月)

育児日記
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緊急事態宣言が開けてしばらくした頃に、私の母を連れて葛西にある自然動物園に行ってきました。

もう子ども達は3回目!

でも今回はドラゴンが仕事なので、ちょっと不安ではありましたが行ってきました!

コロナ禍ですので、緊急事態宣言が開けてもふれあいコーナーはやっていませんでした。

でも、子どもたちはペンギンや猿に夢中!

ふれあいコーナーは、中に入れないけれど羊やヤギがいたので、外側から見ることは出来ました♪♪

双子兄はペンギンに特に夢中で、長い時間見ていました。

双子弟はヤギが好きでした♪♪

娘は慣れた様子で色んなところを満遍なく見ていました。

そして、奥の方に進みました。

青いシートがかけられているコーナーがあり見てみると、数日前にここにいたサイチョウのナナがなくなってしまったとの事でした。

寿命30年と言われているが、26歳で急に亡くなってしまったそうです。

飼育員さん達がとても悲しい気持ちになってしまったことなどがボードに書かれてありました。

私は双子たちとそのコーナーを見ていたのですが、もちろん双子達は字を読めませんので興味を示さず通り過ぎました。

娘は私の母とその後にそのコーナーを訪れて見ていました。

双子達は各々動き回るので、大体私と母は少し離れた位で別行動しており、母が娘にどんなふうにその話をしたかは聞いていません。

でもしばらくして様子を見ると、娘が号泣していました。

少し離れていても声が聞こえるくらいの泣きっぷりでした。

近くに行って母に尋ねると、娘はサイチョウが亡くなってしまったことが悲しくて泣いているとの事でした。

別に娘はとりわけサイチョウが好きだったという訳では無いし、恐らくその存在もよく知らなかったと思います。

でも、母の説明からサイチョウの死と飼育員さんの気持ちを理解出来たようで、それがショッキングだったんだと思います。

母が娘のそばでその後も話をしてくれていたので、私は双子たちとまた違うコーナーを見て周り、しばらくしてまた合流しました。

まだ元気の無い娘。

ちょうど時間も頃合いで、その後は娘もどの動物にも関心を示さずにいたので、そのままお昼ご飯にすることにしました。

双子達はまだ動物を見たがっていましたが、「ご飯」のワードに釣られて移動。

その後ようやくお昼ご飯を食べ終わると娘は元気になりました。

お昼ご飯の後は別の公園に移動して、しばらく過ごして帰宅しました。

次の日の朝、ご飯を食べている時の事。

私の母は少食なのでパンを1枚とヨーグルトを食べるだけです。

娘や私達はパンとサラダとスープと…と色々食べます。

これは前から決まったルーティンで、娘も前から知っていました。

でも、また改めてどうして母はパンしか食べないかを尋ねてきた際、「おばあちゃんはもう歳をとっているからね…」と話し出すと、また娘が前日のサイチョウのことを思い出したようです。

「おばあちゃんも歳をとったから死ぬの?」

「歳をとったら居なくなるの?」と聞いてきました。

「歳をとったらいつかは死んでしまうけれど、まだまだおばあちゃんは元気だよ!」と説明しました。

それで娘は納得出来たようです。

でも、その後も何かのきっかけで「ママが死んじゃったらやだなー」とか「おばあちゃんもずっと生きててほしい!」等と言うことが増えました。

娘は去年、ドラゴンのおばあちゃん(娘からはひいおばあちゃん)の葬儀に参列しています。

棺桶も火葬も見て、その時もしばらくは死ぬことを話していました。

でもあまりピンと来ていないような感じでした。

ひいおばあちゃんはめったに会えずにいたし、亡くなった連絡をもらってからそちらに行ったので、“身近な人の死”という感じではなかったからかと思います。

今回、娘は自然動物園で初めて死について学んでまたいろんな感情が芽生えたようです。

先日も私と自転車に乗っている時に“地震”の話から“死”の話になり、娘は色々と質問してきて考えている様子でした。

そういう難しいことも考えられる年になったんだなーと嬉しく思う反面、これからはこういう答えにくい質問もどんどん増えていくんだなーと思いました。

でも、“生きること、死ぬこと”はとても大切な話ですよね。

ふざけたり、はぐらかしてはいけない話だなと思います。

“死について”なんて説明したらよいかわからない時もありますが、ただ丁寧に正確に娘に教えていきたいと思いました。

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