入院中に泣いた事のパート2、産後編です。
予定より3日早く、緊急帝王切開という形で双子を出産しました。
理由は、naoの血圧が上がっていったり、血小板や肝臓の数値が悪くなってきた事です。
出産自体はなんの問題もなく終えることができましたが、双子弟は生まれてすぐ、低血糖だったため3日ほど、GCUに入りました。
帝王切開は術後の痛みがひどいと言いますよね。
私は痛みに弱いので、すぐ弱音を吐いて痛み止めをもらっていました。
産後の夜には兄は部屋につれてきてもらえたのですが、弟はGCUに入ってるため、私から会いに行かなければ会えません。
部屋からGCUまでは同じフロアにあるのですが真反対の場所にあります。
一番はじめはdragonが車椅子で私を連れて行って弟に会わせてもらいましたが、それ以降は原則として歩いてGCUまでいかなければならないとのこと。(部屋のトイレまで歩く練習はしました。)
でも、後陣痛や傷が動くたびに痛むことと、さらに1ヶ月以上の寝たきり生活ですっかり筋力が落ちてしまっていたので、GCUに行くのはなかなか大変なことでした。
ふらつきながらも壁伝いになんとかGCUに一人で歩いていき、コットの中で寝ている息子を見ました。手には点滴が刺さっていました。
GCUの助産師さん(看護師さんかな?)が、「よく来てくれましたねー!」と案内して下さり、息子の横に座らせてもらいました。息子は、よく寝ていました。他の赤ちゃんの所には、慣れた様子で赤ちゃんのお世話をするママやパパが来ていました。
産まれてきてから、今までの息子の様子を助産師さんから伺いました。夜中は2時間おきに泣くことや、ミルクを上手に飲んでいることなどです。
コットの中にはおしゃぶりがありました。聞くと、GCUの赤ちゃんは使う子が多いのと事。点滴など痛いことをする時に、おしゃぶりを使ったら少しは気を紛らわせられるからだそうです。
息子を抱っこして、触ったり話しかけたりしていましたが、段々疲れなのか息切れがしてきました。
授乳を勧められ、授乳室で授乳をしました。
まだ吸うのも時間がかかり、こちらも慣れておらず、あたふた。飲めているのかいないのかもよくわからず授乳しました。
30分くらいGCUで息子と過ごし、めまいがしてきたので、部屋に帰ることにしました。
「おむつ交換していきますかー?」
「次の授乳は○○時なのでまた来られそうなら来てくださいねー!」
と、GCUの方に言われ、そうしたいけれど体がついていかず全て断りました。ぼーっとしていたので、他にも色々と勧められたのですが、覚えていません。
GCUから部屋への帰り道。壁伝いにハーハー言いながら歩いて帰っているとき、涙が出ました。
産まれてきて、私にお世話をしてもらうのが普通だろうに、看護師さんに見てもらいながら痛い思いをして頑張っている息子の姿に。
産まれてきた息子のおむつも替えれないほど体力がなくなってしまったショック。
息子のことよりも自分の身体を優先して部屋に戻ってしまった不甲斐なさ。
次にまたGCUまで来られる自信がないこと。
今思えば、産後のホルモンバランスの乱れだとは思います。
産む前は、産後は精神不安定になるとわかっていたけれど、実際その時になるとそのことを忘れてしまうんですよね。
部屋でもずっとメソメソしていました。
ようやく弟がGCUから出て二人で部屋に来たときの双子たち☆
入院中に特に泣いたのはこの2回です。
産後半年経ち、おぼろげですが記録に残しておきます。