双子兄は2歳になる前から少しずつイヤイヤ期に突入して、大体のことに「ちゃう!」と言っておりました。
その頃はまだ双子弟はイヤイヤしていなかったので、イヤイヤされて困る時は双子弟から先になんでもしていました。(公園から帰る時、お風呂への誘導など)
それが2歳2ヶ月を前にした頃から、とうとう双子弟にもしっかりとしたイヤイヤ期が訪れました。。
いや、もう少し前から「やなの!」などと嫌がることはあったんです。
でも可愛いもので、「双子弟も一丁前に嫌とか言うのねー♪♪」なんて軽く流していました。
「やなの!」と言っても、「あれ?あっちに何かあるよー?」とか言うとすぐに「何ー?」と乗ってきてくれるので、ほんとに容易いものでした。
それが、急に凄まじい「やだ!!!!」に変わり、なかなか切り替えられなくて大変なものに変わりました。
事の発端は、保育園から帰ったあとの子どもたちの遊び時間から始まりました。
子どもたちは保育園から帰るとよく寝室で「娘保育園ごっこ」をしています。
“しています”と言うよりか、“娘先生の遊びに双子生徒が付き合わされている”という感じです。
娘が「さぁみんな寝るわよー」と言って双子を無理やり寝かせるのですが、もちろん寝ない。
怒った娘はよく「鬼さんくるよー!」と脅しにかかっていました。(これは、私が双子たちに言っていたので、良くない見本となってしまいました)
相手が娘だからか効果はそれほどないと思っていました。
そして、何だかんだ私の介入がなくても30分以上は寝室に篭もって何だかんだ毎日遊んでいました。
その間に私はささっと保育園の汚れ物を片付けたり、帰りに買ってきたものをしまったりと家事ができたので助かっていました。
いよいよ危ない時は誰かしらが泣いて出てくるので、それまでは放置しておりました。
そんなある日、娘の「鬼さんくるよー!」を今までは平気にしていた双子弟でしたが、急に“鬼=こわい!”となってしまいました。
その日から一週間近く、遊びに使っていた寝室にも入れず、私の傍から離れられず、何をしても泣く…という大変な状態になってしまいました。
家では窓の外を見て「鬼くる。」と怖がってばかりでした。
お風呂もずっと抱きついていて、私が湯船から上がれば泣く状態です。
節分の豆まきは、双子弟は保育園でも家でも先頭を切って戦っていたのに。
家の中が特に怖いようで、保育園の帰り道は平気でも、家の中に入ると泣き出していました。
家事が全く出来ずにとても大変でした。
そして、だんだんと“鬼怖い期”が収まってきた頃、今度は“イヤイヤ期”がやって来ました。
それまでは保育園を嫌がるのはどっちかと言うと双子兄の方でしたが、今は双子弟が激しく嫌がります。
ベビーカーで登園中、保育園に近づいてからずっと「いや!」と言い出し、着いてからは暴れ回って「いや!」と言っています。
私は殴る蹴るの暴行を受けます。
あまりに酷いので、先生が双子弟と園内をぐるっと回って気分を替えてくれています。
この時、双子兄は空気を読んでか割とスっとクラスの中に入ってくれるのでとても助かっています。
帰り道も、今までは誰にでもにこにこ愛想が良かったのに、今は話しかけられるだけで「いや!」です。
逆に双子兄が愛想よく振る舞うので、「さすがお兄ちゃんねー!」なんてもてはやされています。
家でも、お風呂や寝る時は嫌がって嫌がって…。
なかなか手強い子どもに成長しました。
双子弟のイヤイヤ期がこんなにハッキリとやってくるとは…。
せめて、今はすこーし落ち着いている双子兄のイヤイヤと被らないで過ごしたいです。